WRC直系スポーツセダン
大学の友人が車を買うそうです。
何を買うのかと聞いてみれば、2001年式の丸目インプレッサWRX。
しかも、NAエンジン搭載の「NA」というグレード*1だそうな。
ここでちょっと解説を入れておくと、
現行インプレッサが2000年に登場した時はセダンボディのインプレッサは
「インプレッサWRX」という名称で発売され、
その中でSTiバージョンは「STi」、
今で言う「WRX」に当たる250psの2リッターターボエンジン搭載車は「NB」、
155psの2リッターNAエンジン搭載車は「NA」というグレード名が付けられていました。
この構成は2002年の丸目から涙目へのマイナーチェンジ時に改められ、
「WRX」がインプセダンの総称から一グレードの名称になるなどグレード体系が変わりました。
この時点で今回話題の「WRX NA」に該当するグレードは「20S」という形で引き継がれたのですが、
人気がなかったせいかこのグレードは僅か1年ほどでラインナップから消えてしまい
現在のインプレッサに同様の構成のグレードは存在しません。
そんなわけである意味日陰の存在である2リッターNA搭載のインプWRXですが、
お世話になっているスバルディーラーの担当さん曰く
2リッターNA搭載のインプレッサは非常にシャシー性能とのバランスがよく
とても気持ちいい走りを実現していた車だったそうです。
考えてみれば、STiの280psを受け止められる剛性のシャシー＆ボディーに
その半分程度のパワーのNAエンジンを載せているので、
全体的に余裕があってバランスがいいのは当然と言えば当然ですね。
ただ、4WDであることも手伝って重量的にはやや厳しいところがあるようで、
1.5リッターモデルはさすがにアンダーパワーだそうですが。
というわけで、2リッターNAのインプセダンはある意味マニア向けというか玄人好みの車なんだそうです。
友人は恐らくそこまで考えずに条件と価格のバランスで決めたんでしょうけど、
なかなか渋い選択だと思いました。
いつの間にか、私の身の回りではオフラインでもオンラインでも
スバル車に乗っている人間が結構増えていた*2のですが、
これでまた一人身近にスバルユーザーが増える事になりました（笑）
id:Versteck氏もいずれは…（ぉ
