2日経ってインプレッサSTIを思い返してみる

前回までのあらすじ:OkAkiは出来心でインプレッサSTIに試乗し、いろんな意味で衝撃を受けた(ぉ


そんなわけで、インプSTIに試乗してショックを受けてから2日経ったわけですが、
熱も少し冷めたところでもう一度考えてみました。


まぁ冷静に考えてみると、インプレッサの方がレガシィより走りに振ったモデルなのですから
走りの面でレガシィがインプに敵わないところがあるのは至極当然なわけです。
レガシィB4は日常性からスポーツ性能までをトータルでバランスさせたGTカー的な車で、
インプSTIはよりスポーツ性を重視したスポーツカー的な車。
こう考えてみると、両者の違いも理由がハッキリしてくるわけです。
例えばステアリングの設定。
インプのクイックなステアリングは峠を攻めるときや街乗りではいいかもしれませんが
高速道路を長距離走るときなどには修正の必要が多くて疲れるかもしれません。
しかしレガシィのステアリングは適度なレスポンスで、山道でもスローすぎず
それでいて高速道路での直進性や修正のしやすさなども優れています。
例えばMTの設定。
インプの6MTはストロークこそ短いものの、微妙な引っかかり感があり
感触もいささかガチガチと硬すぎて玩具っぽい印象も。いかにも競技向けという感じです。
また、素早くシフトしないとかえってショックが出やすいため意外と街乗りでは面倒。
一方レガシィの5MTは、ストロークこそインプほど短くはありませんが
引っかかり感は少なく、適度なしっとり感と節度感を持ち合わせていてなかなかのフィールです。
もちろん、素早くシフトしなきゃショックが出るなんて事はありません。
他にも、レガシィは峠を攻めるというよりは流すのが気持ちいい車で
インプほどガチガチに攻めなくても十分に楽しめるという考え方も出来ます。
低速トルクもレガシィの方が少し太いので街乗りが楽です。
つまり、レガシィとインプのベクトルの違いを考えればレガシィだって別に負けてない!ということで。










とは言ってみたものの、やっぱりインプに後ろ髪を引かれる部分もまだあるんですよね…orz
例えば、実はインプの加速時の迫力はレガシィよりもむしろ少ないくらいなんですが、
これはシャシーやボディの剛性の違いから来ているように感じます。
レガシィは280psを結構ギリギリで受け止めている感じがするのに対して、
インプレッサは余裕しゃくしゃくで同じパワーを受け止めているような印象なのです。
ブレーキペダルのタッチもガッチリしていて安心感は抜群だし、
ステアリングの取り付けもしっかりしていてどこまでも路面の情報を伝えてくれるし…。
試乗の印象からインプがレガシィより決定的に優れていると感じた部分が剛性感なのです。
あの剛性感だけでもインプレッサには惹かれるものを感じます。


こうなったらレガシィを補強するしかないのか?(笑)