重大トラブル

昨日、テストが終わった後レガシィB4で出かけたのですが、
重大なトラブルが発生してしまいB4はしばらくディーラーに預ける事になってしまいました…。


友人から久しぶりにカートに乗ろうと誘われ、
先にカートコース入りしていた友人たちのもとへ向かうため
高速道路をそれなりにかっ飛ばしていたときのこと。
目的地のインターまである程度近づいたところで、少しパワーダウンしたように感じました。
が、7月のサーキット走行会で熱ダレに見舞われたときと似たような状態だったので
クーリングすれば直るだろうと思い、そのまま高速を降りました。
下道では回転を抑えてクーリングするように走っていたのですが、
中低速域では全く普段と変わらないパワーやフィールだったので
まだ異変には気付いていませんでした。
カートコースの駐車場に停め、アフターアイドルをしながら
ボンネットを開けて冷やそうと思い車外に出たとき、初めて異変に気付きました。
アイドリングは安定していたのですが、
エンジンから「カチャカチャカチャカチャ…」という異音が発生していたのです。
サーキットを走った後にも似たような音が発生してはいましたが、
それよりももっと大きな音が発生していました。
サーキット走行後の音はオイル交換後に消えていたので、
初めの内はまたオイルを換えれば直るだろう、帰りはゆっくり帰らなければ、
などと考えていたのですが、だんだん嫌な予感がしてきて試しにアクセルを軽く一発煽ってみました。
すると、ワンテンポ遅れてマフラーからおびただしい量の白煙が吐き出されました
しばらくすると白煙は消えましたが、そこでもう一発煽ってみるとやはり白煙が。
さすがにこれでは問題なしというわけにはいかず、エンジンを切ってディーラーに連絡。
症状などから、ガスケットが吹き抜けたかピストンの棚落ちではないかとの事…。
まぁ要するに、実質的にエンジンブローということに…orz


一応エンジンは掛かるものの自走は無理なので
ディーラーからキャリアカーで迎えに来てもらうことに。
キャリアが来るまで最低1時間は何も出来ないので、とりあえずカートに乗って遊ぶ事にしました(ぉ
久々に乗りましたが、やっぱりカートは楽しいですね。いいタイムは出せないけど…。
カートはデフがないのでインの後輪を浮かせてやると速く走れるらしいのですが、
何度やっても無理で、ついつい滑らせてしまいます。
タイム的にはロスになってしまうんですけどね。
楽しさや体感的速さという点では結構なものですが(笑)


そうこうしているうちにキャリアカーが到着したので、B4を積み込んでディーラーまで輸送。
ディーラーでキャリアから下ろされたB4のエンジンをディーラーの人が始動すると、
明らかにガソリン以外のものが燃えている排ガスの匂いが立ち込めました。
相変わらずエンジンからはカチャカチャ音がしています。
ただ、アクセルON時の白煙については何故か減少していました。


サービス工場の待合室で待つことしばし、メカニックの人がざっと見ての判断を教えてくれました。
やはり、明らかにエンジン内部を損傷しているため、
新しいエンジンに載せかえる必要があるとの事。
ある程度覚悟はしていたのですが、やはりそれなりにショックでした。
とりあえず、正式な見積もりや新品エンジンの到着日などは
月曜にならないと分からないらしいので、
それまではブローしたエンジンは降ろせないため
原因については詳しくは不明ですが、現時点で考えられる要因としては

  1. 油温が上がりすぎて油膜切れを起こした
  2. オイルの劣化によって油膜切れが起きた
  3. 燃調が薄すぎたために燃焼温度が異常に高温になりピストンリング等が欠けてシリンダー内に破片が混入し、内部を破壊した

というのがメカニックの人の見解のようです。
オーバーレブは絶対にさせていないので、この中のどれかということになるらしいです。
1の油温については、油温計で確認したところ115℃程度が最高だったと告げたところ、
安物ならともかくある程度いいオイルを入れているのでその程度では油膜切れはないとの事でした。
2のオイル劣化について。
前回の交換から2ヶ月経っているのでこれが一番怪しい気がしたのですが
これについては2ヶ月ならそれほどでも…と、何とも微妙な回答。
3の燃調云々については、コンピュータを換えたのが影響しているのかもしれませんが…。
いずれにしても、ディーラーの人などの話から察するに今回の私の回し方は
レガシィにとってはかなり想定外の使い方だったらしいです…。
また、元々ターボカーにしては圧縮が高めのエンジンで
そこに軽くブーストアップしていたので、
高いギアでの連続高回転・高負荷に耐え切れず
ガスケットが吹き抜けてしまったのではないかという説も聞かれました。
インプレッサSTIのエンジンとは違って、
同じEJ20という名前でも強度的にはかなりの差があるらしいです。
3速より上のギアで今回のような使い方だともうギリギリといったところだそうで…。
これに耐えられるようにするには鍛造ピストンを入れるなどして
エンジン内部にも結構手を入れなければならないとのことでした。
レッドゾーンまで回したわけでもないのに回しすぎだったなんて…。


いずれにしても、オイル管理をもう少ししっかりしていれば避けられたか
或いは軽いオーバーホールで済んだ可能性もあるわけで、
レガシィには申し訳ないことをしたと反省しています。
私の乗り方だと1ヶ月ごとにオイル交換をしていた方がよかったのかもしれません。
テスト期間であることを口実にしばらく放置していたし…。
今更どうこう言ったところでどうにもなりませんので、とにかく今は修理を待つしかない状態ですが、
戻ってきたらこれまで以上にこまめにメンテナンスをしてやることにします。
レガシィごめんorz