教習車VS東武鉄道

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060227-00000134-mailo-l11

鉄道事故:教習車、電車と衝突し大破−−加須の東武伊勢崎線踏切 /埼玉

 26日午後3時45分ごろ、加須市花咲の東武伊勢崎線踏切で、埼北自動車学校の教習車が立ち往生し、伊勢崎発浅草駅行き上り準急電車(6両)と衝突し大破した。教習車に乗っていた女性教官(54)と生徒の男子専門学校生(18)は逃げて無事だった。電車の乗客乗員約250人にもけがはなかった。加須署で詳しい事故原因を調べている。
 調べでは、生徒は実地教習の受講中に現場でエンストし、教官と2人でエンジンを再始動しようとしたが、遮断機が下りて電車が接近したため脱出したという。この事故で、上下線計17本が運休、約4時間にわたってダイヤが乱れ、約2500人に影響が出た。【高本耕太】

2月27日朝刊
毎日新聞) - 2月27日13時1分更新

教習車が踏み切りで立ち往生したところに列車がやってきて…という話。
…えーとですね、この教習所なんですが…実は、私の「母校」だったりします(笑)
うーん、まさかこんな形でニュースで見ることになろうとは…。


同じくこの教習所を出た中学時代の友人が現場を見に行ったとか。
教習所の門を出てすぐのところに踏切があるのですが、そこが今回の現場です。
準急列車は10000系11604Fで1両目の左側を損傷、
教習車のコンフォートはボンネットを持っていかれる形で大破とのこと。
この教習所は上り線側にあるので、教習所を出て本当にすぐに事故ってしまったようで。
両者の破損状況から、コンフォートは鼻先だけ踏切内に突っ込むような形でエンストしたらしいです。
この踏切、道幅は狭いですが、急な坂というわけでもなく、
特に発進に苦労するような場所ではないはずなんですが…。
再始動できなかったというのも謎。
ここの教習車は、約2年前、私が通い始める直前に全て新車の
トヨタ・コンフォートに入れ替わっているので、車がボロくて…
ということもまずないだろうし、クラッチスタートシステム付だから
セルを使った脱出はムリとはいえ、普通にクラッチを切って
キーをひねれば再始動できたんではないかと…。


電車が止まりきれなかったというのも釈然としないのですがね。
現場付近の線路はかなり手前から長い直線になっており、見通しは抜群。
加えて、現場は駅のすぐ手前なので減速に入っていたはず。
更に言えば、東武伊勢崎線のこの区間の走らせ方は90km/hくらいまで加速したら
一気にノッチオフしてあとは惰性に任せるままなので、現場付近までに
結構速度が落ちてきているはずなのですが…。
発見した時点で止まれる用意をしていれば衝突まではいかなかったのではないかと…。
もっとも、これは教習車側で防護措置を取るべきなんですけどね。
遮断機が下りた時点ででも停止ボタンを押せば止まったんじゃないかなぁ…。
何と言うか、色々とダメっぽい要因が重なったんではないかという気がします。
うーん、それにしても母校がこんな不名誉な出来事で話題になるとは(笑)