ホンダ・シビックがフルモデルチェンジ

http://www.honda.co.jp/CIVIC/
いつの間にかフルモデルチェンジしてましたね。
今回のフルモデルチェンジはかなり思い切った変更で、
まず2ボックスでスタートしたシビックの歴史上初めてハッチバックが消滅しました。
欧州向けには5ドアハッチバック、北米向けにはクーペの設定があるようですが
日本国内向けは4ドアセダンのみになるそうです。
また、ボディサイズも拡大して全幅が1750〜1755mmになり、3ナンバーサイズとなりました。
ちなみに私のレガシィB4は1730mmです。おいおい、シビックの方がレガシィよりでかいのかよ(笑)*1
パワーユニットはガソリン車の場合1.8LのSOHC i-VTEC、
ハイブリッドの場合は1.3LのSOHC 3ステージVTEC+IMAシステムになるそうな。
ハイブリッドのエンジンが1.3リッターだとパワー不足が心配ですが…。
スタイリングは、フロント周りがオデッセイにそっくりです。
フロントフェンダーのラインとか、Aピラー周りとか、
基本骨格を共用してるといわれても信じてしまいそうなくらい似てます。
後半はセダンとミニバンの違いがあるためさすがに似てませんが…。
全体的にズングリムックリなスタイリングで、お世辞にもカッコいいとはいえませんね。
欧州向け5ドアや北米向けクーペは結構カッコいいのに…。


今度のシビックでホンダが何をしたかったのか、今ひとつ読み取れません。
ガソリン車が1.8Lのみ、全幅が3ナンバーサイズ、スタイリッシュとは言いがたいスタイリングなど、
失敗する要素ばかり詰まった車にしか見えないのですが。
ハイブリッドモデルにしても、実際に走らせて燃費がどうかはともかく
販売面でプリウスに打ち勝つのは難しいのではないかと。
正直、今はまだハイブリッドカーというのは一種のブランドとも言える状態。
プリウスにはハイブリッドという「ブランド」を感じさせる未来的な専用ボディがあります。
しかしシビックは全く同じボディのガソリン車が存在するうえに、そのガソリン車との差異も小さい。
同じボディのガソリン車があるといっても、
一目でハイブリッドと分かる専用エクステリアを採用した
エスティマアルファードのハイブリッドのようには売れないのでは…。


個人的には、やはりシビックにはタイプR*2やSiRのような
200万円クラスのとびっきりのスポーツモデルがあって欲しいと思うのですが、
今の時代はそんな車を出しても結局は売れないんでしょうね…。
欲しがるのは車オタクだけ…。
なんだか寂しい時代になっちゃったなぁ…。

*1:長さはさすがにレガシィの方が長い

*2:EK9ね。EP3は個人的にアウト