アロンソがF1チャンピオンに

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=f1&a=20050926-00000707-reu-spo
昨日行われたF1ブラジルGPで、ルノーフェルナンド・アロンソが3位入賞を果たし、
ドライバーズランキング2位のキミ・ライコネン(マクラーレン)との差が23ptsとなったので、
残り2戦を残して史上最年少のF1チャンピオンに輝きました。
レースの勝者はマクラーレンファン・パブロ・モントーヤが昨年に続き連覇。
アロンソとチャンピオン争いをしていたライコネンは予選の失敗が響いたのか2位でした。
ベルギーGPでミハエル・シューマッハに追突して10グリッド降格処分を受け
更に予選前にエンジン交換をした佐藤琢磨は最後尾スタートでしたが、
終わってみれば10位フィニッシュと健闘。


今年はレギュレーション改訂があった影響か、
昨年まで圧倒的な強さを誇ったフェラーリが成績不振に喘ぎ、
チャンピオンのミハエルも早々に王座を陥落するなどある意味波乱の展開でしたが、
そんな中で一人、序盤から圧倒的な強さを発揮していたのがアロンソだったように思います。
華や迫力に欠けるという声も聞かれますが、スムーズで堅実で、
常にトップクラスのリザルトでフィニッシュするしたたかな走りは
24歳という若さをいい意味で感じさせず、
ミハエルとはまた違ったタイプの「強さ」を感じさせてくれました。
バランスが良く信頼性が高いルノーのマシンも彼を支えたのは間違いないでしょう。
今年のルノーは、アロンソは強かった。おめでとう、アロンソ


一方、ライコネンは惜しくも王者を逃してしまいました。
彼の乗るマクラーレンは、特にシーズン中盤以降はアロンソルノーすら凌駕する速さを見せ
他を圧倒する事もありましたが、シーズン序盤のマシンの信頼性の低さに泣かされた感があります。
来年は、序盤から最後までアロンソあたりと熾烈なチャンピオン争いをして欲しいものです。
2003年もチャンピオンまであとちょっとというところまで迫ったわけですし、
きっとそう遠くないうちにアロンソからチャンピオンの座を
奪い取ってくれるものと期待しています。
やっぱりチャンピオン争いは長引く方が盛り上がるし。
頑張れ、ライコネン


来シーズンのBARホンダのシートを失うことが決定してしまった佐藤琢磨
ベルギーGPではミハエルに追突してペナルティを受けてしまうし、
最近踏んだり蹴ったりという状態ですが、今回も予選前にエンジン交換する羽目になったため
前戦のペナルティと合わせて最後尾スタートになってしまいました。
が、今回の琢磨は堅実にラップを重ね、燃料を多めに積んで1ストップという作戦も当たり、
終わってみれば10位でフィニッシュ。最後尾スタートで中盤フィニッシュですから
十分健闘したと言えるのではないかと。この走りが今までのGPでも出来ていれば…orz
来シーズンのシートについては、ジョーダンあたりが可能性アリとの噂も。
是非とも、来年もF1に乗る琢磨が見たいものですが…。