続・サーキットデビュー!

昨日の続きです。24日、ついに念願のサーキットデビューを果たした私とレガシィB4。
開会式を終えて、早速私が走るターボクラスのフリー走行開始になったワケですが、
並ぶ場所を間違えて車検を受け損ねてピットロードに並んでしまい
急遽ピットレーンで車検を受けるというハプニングが発生。
車検は無事パスしたものの、他の車は既にコースイン済み。
一台だけ遅れてコースインした私、さて無事に走ることができるのか?

一人旅

ピットアウトした私は、とりあえずペースをあまり上げずに、
でも先にコースインした集団に追いつけるように、そこそこのペースで流す事にしました。
ほとんどの車はコースインしてすぐに全開にしたりはしないので
それ程かっ飛ばさなくても追いつけるはず。
昨年の10月にファミリー走行でペースカーに先導されて走ったときの記憶や
事前に仙台ハイランドの公式サイトで見た車載動画などのおかげで
コースレイアウトはほぼ覚えていましたが、
コース幅が広くスピード感に乏しいためバックストレート直後の上りシケイン
オーバースピードになってしまい、アンダーが出てちょっとヒヤッとしました。
いきなり黄旗を出す羽目にならなくてよかった…。
その後ヘアピン付近でようやく最後尾の車が見えてきました。
ここからは前の車に続いてライン取りなどを確かめながら走ってみることにします。

仙台ハイランドクルージング

ホームストレートを抜けて、計測ラップ1周目に突入。
割とゆっくり走ってる初代インプレッサワゴン(GF8)がいたので
その車の後に続いてもう一度コースをよく見てみる事にしました。
仙台ハイランドは日本では珍しい左回りのサーキットですが、
第一コーナーは右コーナーです。その直後に続く第二コーナーは左コーナー。
つまりシケイン状になっています。第二コーナーを抜けるとすぐにまた左コーナー。
これが第三コーナーです。第一→第二のシケインは直線的に、
第二→第三の「左→左」連続コーナーは両コーナーのクリップを
スムーズに弧を描いて繋げるようにクリアするのが良さそうです。
ちなみに第一コーナーから第三コーナーまでは下りになっています。
第三コーナーを立ち上がると緩い上りの短いストレートがあります。
レガシィB4は立ち上がりが速い車なので、この短い直線で上手くスピードを乗せられるように
第二→第三のラインを上手く取ってやる必要がありそうです。
第四コーナーは左に大きく回りこみ、かつ上りになっています。
第四の後は右→左の緩いS字に続いてバックストレートになっているので
この第四コーナーの脱出速度をいかに上げられるかがバックストレートの伸びにも関わってくるようです。
バックストレートの終わりは左→右→左の、急な上りのシケインになっています。
ここは縁石に大胆に乗ってほぼ直線的に抜けることが出来ました。
シケインのすぐ後には緩い左コーナー。ブラインドになっています。
スピードにもよると思いますが、ほぼインベタでクリア可能。
そして右の直角コーナー。ここの直後には左直角が控えており、
かつその左直角の後は比較的長めの全開区間になっているので、
右直角のライン取りはアウト→イン→インが良さそうです。
ただし左直角までは急な上りなので、非力な車だと失速させずに
左直角にアプローチできるようなライン取りが必要かも。
ちょっとした全開区間の終わりは緩く右にカーブしており、
そこから一気に左に回りこむ下りの「スプーン」コーナーになっています。
個人的にはここが仙台ハイランドの中でも最大の難所だと思います。
最初は緩い左なのですが、途中から急にRがきつくなり、一瞬短い直線になった後に
更に左に緩く曲がるという複雑なコーナー。おまけに下りなので
スピードコントロールを上手くしてやらないとコースアウトの恐れも。
レガシィB4のような重い車には厳しい区間です。
スプーンの後は短い直線を経て緩い右→きつい右と続く、これまた難しいコーナー。
2つのコーナーを上手く繋ぐライン取りが必要です。
きつい右を立ち上がって緩い左→緩い右と続く区間も結構な下りで
ヘアピン手前まで結構スピードが乗ります。ヘアピンを立ち上がると
長めの直線から右の最終コーナーを経てホームストレートへ。
全体的なレイアウトがそもそもテクニカルな上に、結構きついアップダウンが加わるので
攻め甲斐があるといえばあるのですが、スリリングなコースでも有ります。

冷却系に課題アリ

インプレッサワゴンに続いて少しペースアップしたのですが、
ふと油温計を見るともう100℃超えてるッ!?
確かに私のレガシィB4は冷却系はいじっておらずオイルクーラーも未装着ですが、
サーキットを数周しただけでここまで油温が上がるとは…。
油温が上がりすぎると油膜切れを起こしてエンジンをダメにしてしまいかねないし、
温度が上がりすぎたオイルは分解してしまって温度が下がっても性能は元に戻らないそうなので
やむを得ずクーリングに入ることに。
ちょうどドライバーもオーバーヒート気味になってきたので*1
一周クーリングしてからひとまずピットインする事にしました。
それにしてもここまで簡単に油温が上がってしまうとは…。
次にサーキットに来る時には冷却系の改善が必須でしょうね。

アクシデント

再びコースインして走り始めたのですが、バックストレートエンドの
シケイン入り口で黄旗が出ました。注意して走行してみると、
シケインの最初の左→右の返しの辺りでポルシェ930ターボがこっちを向いて
リアからスポンジバリアに突っ込んで止まっていました。
911じゃしょうがないよな〜」なんて思いながら現場を通過。
すると、スプーンコーナーを抜けた先でなんと赤旗が。
どう考えてもさっきの930ターボのせいですな。
結局一周でピットに舞い戻ることに。少しでも冷やすために
友人にボンネットを開けてもらってピットロードで待機。
レガシィを930ターボと同じ目にだけは遭わせないようにしようと誓ったのでした。

アタック

930ターボの回収が終了したらしく、再び走行可能に。
とはいえ45分のフリー走行の時間はもうあまり残っておらず、
出来てもアウトラップを含めて2周が限界っぽい感じ。
待機時間で油温も下がってきたので、最後に思いきって攻めてみることにしました。
アウトラップを無難に終え、最終コーナーの立ち上がりから全開アタック開始!
ホームストレートで4速までシフトアップ、第一コーナーへのアプローチで
フルブレーキングしながら3速にシフトダウン。
ブレーキをリリースしながらクリップに向けて切り込み第一コーナークリア。
続いて第二コーナーのクリップにつきながら2速にダウン。
少しアウトにはらんで第三コーナーへのアプローチ。
ここでインにつくのが早すぎたらしく、第三コーナーの立ち上がりはやや厳しくなってしまいました。
ADVAN NEOVA AD07が削れて行く感触をステアリングから読み取りながら
強引にこじるようにして何とか立ち上がり。
第四コーナー手前までの直線はギリギリ2速で吹け切る寸前。
クリップを奥に取るようにしてスローイン・ファーストアウトを心掛けます。
緩い右→左は直線的に繋いで、バックストレートは全開。
ストレートエンドでフルブレーキングしながら4→3にシフトダウンし、
上りのシケインは縁石に大胆に乗ってアクセルのオンオフでクリア。
左の緩いコーナーはインベタで曲がり、右直角は軽くブレーキングしてアウト→イン→イン。
ここでも右直角のインにつくのが早すぎた感が。
アクセルを戻してやるとリアが少しだけアウトに流れますが、
もともとグリップが高いうえにコントロール性に優れるNEOVAのおかげで
全く恐怖は無く、安心して攻め込んでいけました。
左直角の先はスプーン手前まで全開、4速までアップ。
スプーン手前で車体をふらつかせながらフルブレーキング、3速にダウン。
正直に言うとスプーンのライン取りは未だによく分かっておらず、
最初の緩い左→きつい左で危うくコースアウトするところでした。
なんとか縁石の上で踏みとどまりましたが…。
次の右→右は2つ目の右でターンインが早すぎて出口がきつくなりました。
ここでもNEOVAを削り取るようなこじりまくりのステアリングワーク
緩い左→右を抜けてヘアピンにアプローチ。
ターンインは奥のほうにしたつもりだったのですが、ここもまたインに入るのが早すぎた感触。
ヘアピンを立ち上がって最終コーナーまでに4速に入り、最終コーナー手前で再び3にダウン。
ホームストレートに向けて車速を乗せるため、ターンインを遅らせて一気に向きを変えて
早めにアクセルオン…のつもり。うまく行ってたかどうかは定かではありません(ぉ
あとは、ホームストレートはひたすら全開。


と、ここでチェッカーフラッグ。
午前中のフリー走行枠が無事に終了しました。ゆっくり一周してピットイン。
車のクールダウンのためにボンネットを開けてアフターアイドル開始。
自分のクールダウンのために持ってきたアクエリアスを飲んで一息。
ふとタイヤを見ると、トレッド面がボロボロに毛羽立ったようになっていて
溶けたゴムが固まって付着していました。公道を走っているときに考えられない状態。
やはりサーキット走行はハードなのだな、と改めて認識しました。

午前のベストタイム

NAクラスの車が走っているのを眺めていると、スタッフの人がラップタイム表を持ってきてくれました。
午前の私のベストラップは、最後のアタックで記録した2分27秒318。
25台中18位でした。今回の走行会の申し込みをしたタイヤショップの人によると、
初走行であることを考えると悪くはないそうですが、
スターレットMR-S*2に負けてるのを考えるとなんとも…。
2位のカプチーノが2分11秒台ってのも信じられん…。
更にNAクラスのタイムを見ると、シビックハチロクが2分15秒台を普通に記録してたりして…。
とりあえず午後はもっと頑張るぞ、ということで午前中は終了。
午後の走行は明日以降に続く…。

*1:曇りとはいえ7月、閉め切った車内でヘルメット被って長袖着用じゃ暑くもなりますわな

*2:ボルトオンターボ仕様らしい