R2のフロントグリルが…

http://www.subaru.co.jp/r2/
最近のスバル車のデザイン上のポイントになっているスプレッドウィングスグリルを
最初に採用した市販車であるR2ですが、なんと先日のマイナーチェンジで
このスプレッドウィングスグリルをやめて
普通っぽい形状のフロントグリルに改めてしまったようです。
確かに評判がいいとは言えませんでしたが、R1、インプレッサと採用車種を拡大していくに従って
だんだんデザインがこなれた感じになり、特にインプレッサでは
かなりカッコよくマッチングさせていただけに
ここに来ての急な路線変更は何とも割り切れない気分です。


確かに新しいデザインアイデンティティを取り入れた直後は反発を受けやすいですが、
例えばクリス・バングル氏をデザイナーのトップに置いて以降のBMW車は
第1作の現行7シリーズこそ失敗作に近い扱いですが、
それ以降の5シリーズや6シリーズ、Z4、X3、1シリーズ、
そして今年登場した3シリーズ*1に至るまで7シリーズから始まった流れを継承したデザインを採用し、
順を追うごとに洗練されて完成度が高いデザインを実現してきています。
また、BMW車の販売成績も好調との事。
他に新アイデンティティで揺れた例として真っ先に挙がるのは三菱ですが、
あの「ブーレイ顔」も海外では継続して採用されており、
最新型の北米エクリプスでも用いられているのを見るとあちらでは特に不評ではないようです。


結局のところ、日本人はあんまりトンだスタイリングは好まないということなんでしょうか。
F型インプレッサに関しても、ネットや雑誌などではあまり好意的ではない意見が多いように感じます。
R2にしてもR1にしても、見慣れれば結構いい具合に溶け込んでいると思ったのですが。
いずれにせよ、スバルはもうスプレッドウィングスグリルの採用を拡大はしないのかもしれません。
インプレッサの出来を見て、スプレッドウィングスグリルのレガシィにも
少し期待していたというのが正直なところなのですが…(笑)

*1:ちなみに3のデザイナーは日本人らしい