F1日本GP

地上波初の生中継が行われた日本GP。
17番手からスタートしたライコネンが見事優勝を飾りましたね。
更に16番手からスタートした今年のチャンピオン・アロンソは3位。
彼らはどこからスタートしても必ず上位に入るようです。
それにしてもライコネンは神がかってますね。
どこまでもクールで速い、まさに「アイスマン」のニックネームが相応しいドライバーです。
今回も、ピットストップの関係で2位に落ちた時点で残り8周だったのに
トップのフィジケラに1周1秒ペースで迫り、ファイナルラップの第一コーナーで
見事フィジケラをパスするという素晴らしい逆転勝利。
ライコネンの腕とマクラーレンのマシンの抜きん出たポテンシャルの合わせ技といった感じですね。
シーズン序盤のマシントラブルによるリタイアがもっと少なければ
今年のチャンピオンはライコネンだったに違いないと思わされました。


アロンソはチャンピオンが決まったせいか、今までの鬱憤を晴らすような
アグレッシブな走りでした。1コーナーでウェバーか誰かをパスする時に
ストレートエンドの芝生まで乗り入れて走ってましたからね。
消化試合だからって暴れすぎではないかと(笑)


トヨタのラルフはポールポジションだったのに終わってみれば8位。
レース中も殆ど映らなかったし、何となくシン・アスカを思い出してしまったよ(ぉ
しかしここまで順位が落ちるとなるとドライバーやマシンの他に
ピットのタイミング等といった戦略もまずいんじゃないでしょうかね。
トヨタは来年以降その辺の見直しも必要な気がします。


琢磨は相変わらずカミカゼな突っ込みで、シケイン入り口で
トゥルーリのマシンを弾き飛ばしてしまい失格になってしまいました。
BARのシートがなくなったからってヤケになってるような…。
この調子だと来年はマジでシートなさそう…。しっかりしてくれよorz
ちなみにチームメイトのバトンは5位入賞でした。


今回のレースは全般的にバトルやオーバーテイクが多く、結構面白かったと思います。
見ていて興奮したという意味では今シーズン随一だったかも。
特に印象的だったのはミハエルを先頭にアロンソライコネンと続いて争っていたシーン。
ミハエルは明らかにアロンソより遅く、はっきりと煽られているといえる状況でした。
アロンソも珍しくアグレッシブな走りで、ミハエルを抜こうと何度も仕掛けていました。
そしてライコネンは2台の後方、やや引いた位置から2台の争いを眺めているような感じ。
このバトルは130Rアロンソがミハエルをアウトからパスするという形で決着が付きました。
更にライコネンもあっという間にミハエルを置き去りに…。
やはり今年のフェラーリは明らかに戦闘力が劣っていたと改めて認識させられました。
来年はどうなるんでしょうか。フェラーリが、そしてミハエルが
このまま引き下がるはずはないと思いますが…。


あと1戦、中国GPが残ってますが、何か今日の日本GPが今シーズンの総集編みたいな内容だったので
もうこれ以上盛り上がらないんじゃないかって気がします(ぉ