新型プジョーとマセラティ

学校に行こうと家を出たら、何やら一風変わったスタイリングの車が居ました。
何かと思えば、先日日本上陸を果たしたばかりの「プジョー407」、それもSW(ワゴン)でした。
プジョー407は2004年のジュネーブショーで発表され、
日本では5月に発表、6月に発売が開始されたプジョーのミドルレンジを担う最新モデルで、
リュック・ベッソンの映画「TAXi」シリーズ*1で主人公車として出演した「406」の後継車種です。
いわゆるDセグメントに属するモデルで、同クラスのライバルとしては
メルセデスCクラスやBMW3シリーズなどが挙げられます。
アテンザや、私の愛車ことレガシィもクラス的には被りますね。
そんなプジョー407ですが、今回全幅が拡大して1811mmもあるらしく、
全体的に丸っこいデザインと相まってやたら横幅が広く見えます。
同じくらいの全幅を持ちながらもそれ程大きく見えなかった3シリーズとは対照的。
フロントマスクのデザインはかなり特徴的で、笑ったようなバンパーのグリルと
「吊り目」デザインのヘッドライトは近年のプジョーのデザインアイデンティティ
更に前面に押し出したような雰囲気です。
どちらかというと地味だった406とは打って変わって目立ちます。
また、フロントオーバーハングが異様に長いです。
先代の406と比較するまでも無く長い。レガシィオーバーハングは長い方ですが
407はそれに輪をかけて長い長い。BMW3シリーズとフロントタイヤの位置を合わせて止めたら
きっとあまりの差に笑っちゃうに違いないってくらい。
そんなわけで、サイドのプロポーションは独特です。
SWのDピラーは2代目トゥデイや初代イプサム、初代メルセデスAクラスなどと同様の処理。
比較的オーソドクスだった406からこの変身っぷりは一体…。
そんなわけで、このスタイリングはかなり好き嫌いが分かれそうです。
個人的には、斜め前方から見たときは案外悪くないかなという気もしましたが、
如何せんフロントオーバーハングが長すぎるのが好みではありません。
取り回しにも影響しそうだし、サイドから見たときのバランスもイマイチ…。
ちょっと覗いてみたところでは、インテリアの雰囲気は悪くない感じでしたが。


余談ですが、今年の春に卒業してしまった先輩で406、
それも限定車の「スポーツ」という2.2リッター+5MTの
いかにもマニア受けしそうなグレードに乗っている人がいました。
何度か隣に乗せてもらいましたが、当たりが柔らかく、かつしっかりとしたコシのある
独特の乗り心地はなかなか良かったです。スポーツといえども
ガチガチに固められているわけではなく、いい意味でまったりした車でした。*2
そんなわけで、407の乗り味については少し興味があるのですが、
かといってわざわざ試乗しに行くほどでもないかなぁ…。


あと、「TAXi4」があるとしたら車は407になるんだろうか…(ぉ


あと、学校帰りにマセラティ・クワトロポルテを見ました。
こんな東北の片田舎にもああいう車に乗る人はいるんだなぁ、と、妙な感心の仕方。
東京に行くとあれがゴロゴロしてたりするわけですが(笑)

*1:NY除く

*2:映画「TAXi」の改造車は本来の406の姿ではありません(笑