トラックの運転

Versteck氏がトラックを運転したそうです。
彼が運転したのは、2トンクラスの小型トラック市場において30年以上トップの販売成績を誇る
日本を代表する小型トラック「いすゞ・エルフ」。普通免許で運転可能です。
で、何が言いたいのかというと、「ちょっと羨ましい」と(ぉ
普段乗っている車と全くキャラクターが異なる車に乗ると、
色々と新たな発見があって面白いのではないかと思います。
私は免許を取って以来基本的にボンネットがある乗用タイプの車しか運転した事がないので、
キャブオーバーの商用車などはかなり興味を惹かれたり惹かれなかったり。


さて、そんな私ですが、実はホンのちょっとだけ2トンクラスのトラックを運転した事があります。
上に書いたことと矛盾すると思った人、よく読んでください。
「免許を取って以来」と書いてあるはずです。
つまりそういうことです(ぉ


このままだとアレなので、もう少し詳しく書きましょう。
あれは高校3年の春ごろでしたかね。実家に溜まった粗大ごみを運ぶために、
親父が知り合いの造園業者からマツダの「タイタン」という小型トラックのダンプ仕様を借りてきました。
で、そのタイタンのトランスミッションがMTであることに私は目をつけました。
それまで実家のAT車は車庫入れ等で動かした事がありましたが、
MT車は身近になかったこともあって全く触れたことがありませんでした。
親父にしても、自分の車でMTだったのは最初に乗った30カローラのみで
それ以降はずっとAT車乗りという、筋金入りと言ってもいいくらいのAT車党。
何しろ、ずっと欲しかったランエボのAT仕様たる
ランエボGT-Aが出るや否や飛びついたくらいでしたから(笑)
しかし、当時から私は最初の車くらいはMT車にしようと考えており、
一度MT車を動かしてみたいという思いがあったので、このタイタンがあるうちがチャンス！
というわけで、親父に頼んで隣でレクチャーしてもらいながら、
某私有地でタイタンを運転する事になりました。
生まれてはじめてのMTでしたが、ディーゼルエンジンなのでボトムエンドのトルクが太く、
とりあえずエンストする事はありませんでした。
しかしクラッチを繋ぐタイミングや戻す量が分からず、
空ぶかししてしまったりガクガクさせてしまったり…。
というわけで、親父が運転席に座って手本を見せることに。
自分の車こそ長いことATでしたが、最初の車や試乗車などでMTの経験があるため
ブランクを感じさせないスムーズな走り。
その後、親父の走りを参考にして何とか3速までシフトアップに成功しました。
キャブオーバーのトラックならではの視界とMTの組み合わせはなかなか楽しかった記憶があります。


そんなわけで、私のMT初体験は教習車でも親父の車でもなく、
借り物のマツダ・タイタンだったのでした。
トラックはまた機会があったら乗ってみたいと思っています。


ちなみに、このタイタンに乗って久々にMTの楽しさを思い出した親父は
その直後にMTのみの設定のMINI COOPER Sを購入してしまったのでした。
さらに、MINIでMTへの割りきりができたせいか、
ランエボもGT-AからMTの8MRに換えてしまったりして(笑)
そういう意味でも、あのタイタンは意外に影響が大きく、思い出深い車にもなっていたりします。