F1マレーシアGPでトヨタ2位表彰台

すっかり古い話題になってしまいましたが、20日に行われたF1第2戦マレーシアGPで
パナソニックトヨタ・レーシングのヤルノ・トゥルーリが2位に入賞、
2002年の参戦開始以来同チームにとって初の表彰台を獲得しました。
トヨタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!!!(ぉ
BARホンダ佐藤琢磨が発熱のため欠場、さらに決勝スタート後わずか2周目に
2台共にエンジンが壊れ早々にリタイアとなり、
日本勢にとって寂しい週末になるかと思ったのですが、
初戦に続きフロントローからのスタートを決めたトゥルーリがいい仕事をしてくれました。
昨年まではルノーに在籍していたトゥルーリは昨年のモナコの勝者ですが、
昨年シーズン終盤にトヨタに電撃移籍。昨年のトヨタの成績はひどかったので、
「何を血迷ったのか」とその時は思ったものですが、
今考えれば彼は2005年のトヨタに何かを感じていたのかもしれません。
彼が駆るTF105は全くトラブルが起こる気配もなく、灼熱のセパンを走りきりました。
トゥルーリのドライビングも、安定していてスムーズで速くて素晴らしいものでした。
かつてのチームメイト・アロンソに続いて2位表彰台を獲得。
ラスト数周は右フロントタイヤのトレッド面が剥離しかけてペースを落とし
非常にハラハラさせられましたが、よく走りきってくれました。
ブリヂストンタイヤのマッチングが悪く*1下位に沈んだ
チャンピオン、フェラーリミハエル・シューマッハトゥルーリが周回遅れにするシーンは
今年のF1の名場面の一つになるのではないかと思ってます(笑)
同じ銘柄を使う勝者ルノーや3位のウィリアムズのタイヤには異常がなかったのを見ると
トヨタのマシンは今後更に煮詰める必要があるかもしれませんが、何はともあれ
今までは莫大な資金をかけたテールエンダーとして嘲笑されてきたトヨタ
頼もしいドライバーとスタッフを得てようやく本来の力を発揮し始めたのかもしれません。
2位になったらなったで今度は「あれだけ金をかければ当然だ」
「今度はどんな反則をしたんだ?*2」なんて揶揄する声も上がってますが、
私としては日本のメーカーのマシンが好成績を収める事はとても喜ばしい事だと思います。
「次は表彰台の真ん中を狙う」とのこと。是非とも実現させて欲しいものです。
何だかんだでマレーシアGPは結構面白かったですね。
大クラッシュも特になかったし、結構アツいバトルが至るところで展開されていたように思います。

*1:なんか空力も悪そうだった

*2:WRCのリストリクター事件に引っ掛けてる