山手線の205系、引退迫る

東京を代表する路線・黄緑色のラインが特徴の山手線*1
長らく支えてきた205系電車が、今年、それも比較的早い時期に
後継のE231系500番台に完全に置き換えられ、山手線から姿を消すそうです。
205系国鉄最末期の1985年に登場した、
国鉄初のオールステンレス車体を持つ通勤型電車。
今年で誕生からちょうど20周年になります。*2
登場と同時に真っ先に山手線に投入された205系はJR化後も継続して製造され、
1988年には同線の車両はこの205系で統一されました。
それから2002年までは山手線の車両といえばこの205系のみという時代が続きましたが、
同年後継車たるE231系500番台が登場。急速に製造が進んだE231系
いつの間にか山手線の新たな主力の座に就き、
それと同時に同線で見られる205系も少なくなってきたのでした。
そして今年、E231系の必要数の増備が完了し、205系は山手線から完全に撤退する事になるそうです。
E231系が登場から205系を撤退に追いやるまでに要した時間は、
皮肉にも205系が前任の103系を追い出すまでに要したのとほぼ同じ約3年。
ちなみに山手線は全車両がE231系化する事によりスピードアップ、
一周60分を切ることになるとか。やはり新しい車両は速いのね。


さて、山手線を追い出された205系ですが、これまでに引退した車両は
改造を受けるなどして既に他の路線に転属して走っています。*3
恐らく今後追い出されるのも何らかの活用がなされるはず。
そもそも、耐用年数自体にはまだ余裕があるけど*4
イメージアップその他のために山手線からは早めに撤退するというだけであって、
205系そのものはいろんな所でバンバン走っております(笑)
とはいえ、山手線=205系というイメージは未だ抜けきってはおらず、
一抹の寂しさのようなものも感じられたり…。
とりあえず、20年間乙。


http://www.asahi.com/national/update/0123/018.html
ソースというか、こんな記事を発見。
アサヒってのが微妙にアレですが(ぉ、まあこれくらいは正直に書かれてると思いますので。

*1:ここでは運転形態としての山手線を指します

*2:そして私と同い年

*3:鶴見線仙石線八高線など

*4:鉄道車両は在来線で30年くらいもちます