レガシィのセダン―4WDスポーツサルーン

はてなのキーワードにもなっているので、
今更この点について詳細を述べるまでも無いと思いますが、
レガシィというのはスバルの主力となるミドルクラスの車です。
ツーリングワゴンとセダンの2タイプのボディがあり、
「B4」というのはそのうちのセダンに冠されるサブネームです。

ちなみに現行のレガシィは4代目ですが、
セダンに「B4」の名が冠されたのは先代の3代目レガシィから。
つまり、現行レガシィB4はレガシィセダンとしては4代目、B4としては2代目です。

そもそもレガシィという車は、元々ワゴン中心でブレークした車です。
ワゴンと比べていささか地味なセダンは、いわば影の存在として不遇な扱いを受けてきました。
初代はWRCに参戦するなど性能的には一級品、使い勝手も折り紙つきのはずでしたが、
如何せん初代及び2代目のレガシィは明らかにワゴンの方がスタイリングのバランスがよく、
時期的にもワゴンの方が人気の時代。レガシィセダンはワゴンに比べ超少数派でした。
特に2代目のレガシィセダンは、見かけるとかなりの確率で警察の覆面という状態…。


しかし3代目へのモデルチェンジで、スバルもこれではいかんと思ったのか、
レガシィセダンの大胆なイメージチェンジを図ります。
まず、リアのデザインをこれまでより一層スタイリッシュなものとし、
スタイリング上のバランスもぐっと取れたものになりました。
そして「B4」のサブネームを冠し、グレードを4WDのスポーツグレードに絞って
4WDスポーツセダン」のキャラクターを前面に押し出しました。
この路線は見事に当たり、「レガシィセダン」のイメージは一気にアップ。
そしてこの頃から、スバルはレガシィB4を4WDならではの走行性能を生かした
上質なスポーツサルーンとして進化させていきます。


2003年にフルモデルチェンジされた4代目レガシィではその路線を更に明確なものとし、
B4は上質な走行フィールと絶対的な性能を持った
プレミアムスポーツサルーンとして性格付けされました。


そして、その4代目レガシィに何気なく試乗した親父が一発で気に入り、
私に薦めてくることとなったのです(ぉ