いよいよ来るか?ゼロクラウンパトカー

日本のパトカーといえば日産セドリック、そしてトヨタ・クラウンでしょう。
特にセドリックの新型が出なくなったため、ここ最近は圧倒的にクラウンが優勢なように思います。
街中の警ら用から高速道路の交通取り締まり用、
白黒や覆面、4WDまで様々なタイプが存在し
日本の道路という道路で活躍するクラウンのパトカー。
インプレッサSTiスカイラインGT-Rといった高性能パトカーが注目を集めている陰で
警察官と共に日本の治安維持に大きく貢献していると言っても過言ではない車です*1
かつては一般に人気のあるハードトップ(いわゆるロイヤル系)ではなく
ハイヤーやタクシーに使われるのと同型のセダンがベースになっていましたが、
先代170系からロイヤル系がセダンボディになり
セダンがクラウンコンフォートと基本を同じくするモデルに切り替わったため、
パトカーもロイヤル系をベースにするようになりました。


そんなわけで、現在のクラウンパトカーの主力は170系ですが、
一般向けのクラウンは既に180系、通称「ゼロクラウン」に切り替わってから2年が経過しており、
昨年末にはマイナーチェンジが行われエクステリアなどに変更を受けています。
となると、パトカーファンとしてはそろそろゼロクラウンのパトカーの登場が気になってくるわけです。
170系の時も一度マイナーチェンジを受けた後の後期型になってからパトカーが登場したので
タイミング的にはもう間もなくだろうと噂されていたのですが、
やはりというか、遂に来ました、ゼロクラウンパトカー!
某所の画像掲示板に、白黒・覆面共にバッチリと。
まだナンバーが付いていない納車前の状態から、三重や大阪で既にナンバーをつけた状態の写真まで。
白黒、覆面共にベースはロイヤルサルーンです。


白黒の方は特に見るべきところはなく、警ら用の昇降式警光灯がついているか否かといった程度。
一番気になるのは交通取締り用の覆面仕様ですね。
ゼロクラウンが覆面になった場合、個人的に懸念していたのはボディカラーの問題。
170系パトカーもデビュー当時は「ロイヤルのボディの覆面なんてアリかよ!」と思ったものですが、
一般車の170系ロイヤルの大半がツートーンのボディカラーなのに対し
覆面170系は白やシルバー、紺などのモノトーンのボディカラーだったため
これが大きな特徴の一つになり、いざ増えてみると意外と容易に判別可能でした。
ところが、ゼロクラウンは一般市販モデルも全て単色。
おまけに、市販車でも白や紺は人気カラーのためこれらのカラーが覆面になった場合
非常に判別が困難になるのではないかと思ったのです。


で、実車の写真を見たわけですが、やはり判別ポイントは少なそうでした。
後方からの写真が無かったためアンテナについては不明ですが、
最近は小型で目立たないアンテナを装着している覆面も増えたため決定打になりにくいです。
そんな中、一般向けのゼロクラウンと決定的に違うポイントはホイールでした。
通常のゼロクラウンには設定がないスチールホイール+ホイールキャップの
組み合わせになっているのです。エクステリアではこれが数少ない判別点になりそうです。
他には、内装が黒のビニールになっているので内装色に注意すれば分かるかもしれません。
その他の外見上の特徴といえば、フロントのナンバー両脇に
オートカバー付きの警光灯が装着されている程度。
かなり一般車両への擬態度が高い覆面といえそうです。
とりあえず、マイチェン後のゼロクラウンロイヤルを見かけたら「足元に注意」かもしれません。

*1:過言か?